野球肩(投球肩)の痛み、症状、治し方

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野球肩(投球肩)の痛み、症状、治し方

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2025/03/10 野球肩(投球肩)の痛み、症状、治し方

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野球肩(投球肩)は、野球などの投球動作を繰り返すことによる肩関節周囲の慢性的な障害を指します。

主にピッチャーに多く見られますが、肩に負荷がかかるスポーツを行う人にも起こり得ます。

 

具体的には、次のような問題が含まれます。

  • ・腱板損傷や炎症(肩回りの筋肉や腱が疲労によって傷つく)
  • ・滑液包炎(肩関節をスムーズに動かすための液体を含む袋の炎症)
  • ・肩関節唇損傷(肩の軟骨組織の損傷)

 

症状としては、投球中の痛み、肩の動きの制限、肩関節の不安定感などがあります。

回復には、安静、、投球制限、適切なストレッチ、筋力強化トレーニングが必要です。

症状がひどい場合は、医療専門家の診断を受けることが重要です。

 

野球肩を予防するためには、肩関節や周囲の筋肉にかかる負担を減らすための適切なケアや習慣が重要です。

以下に、具体的な方法をいくつか挙げます:

1. 十分なウォームアップとクールダウン

  • 投球前には、ストレッチや軽い運動で肩関節を温め、柔軟性を高めましょう。
  • 終了後のクールダウンも忘れずに行い、筋肉の回復を促進します。

2. 投球フォームの改善

正しいフォームで投球することは、肩への負担を最小限に抑える重要なポイントです。

  • 専門のコーチやトレーナーからフォームのアドバイスを受けると効果的です。

3. 肩周囲の筋力強化

  • 肩甲骨周りや回旋筋腱板(ローテーターカフ)の筋肉を鍛えることで、肩の安定性を向上させます。
  • 例:バンドを使ったエクササイズや軽いダンベルを使ったトレーニング。

4.適切な休息

  • 投球後は肩に十分な休息を与え、回復時間を確保しましょう。
  • 無理な投球や過度な練習を避けることが大切です。

5. 定期的なチェック

  • 違和感を感じた場合は放置せず、早めに専門医に相談しましょう。

これらを実践することで、肩の健康を保ちながらプレーを楽しむことができます!

 

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では実際に当院での野球肩の症例についてご紹介致します

 

中学3年生 硬式野球 投手

 

2月に受験が終わり4月から高校進学に向けて自主練習を開始

 

受験勉強でしばらくの期間運動をしていなかったため、体力を戻すために長距離走、30M走、スクワット、上体起こし腹筋200回を1か月間毎日行い基礎体力を強化していた。

3月に入り肩を作っていくために投球練習を開始したがピッチング動作のボールリリース時に肩前面に痛みが出現した。

 

肘を高く上げず野手投げでボールを投げる動きでは痛みはなく、投手でのオーバースローのみ痛みがでるとのこと。

 

肩外転90°肘屈曲(2ndポジション)での外内旋テストは陰性

肩外転130°での外内旋テストは陽性でともに肩前面に痛みあり。

肩インピンジメント陰性。

 

座位姿勢、骨盤後傾で胸椎可動域低下。

仰臥位で右肩内旋位が強くベットとの隙間が健側と比べ浮いている。

 

初回から3回目まで肩甲骨、肩関節周囲の筋緊張緩和させ関節の柔軟性を高めながら患部の炎症を除去を行い、可動域が上がり外内旋痛も消失したので投球で痛み確認。

痛みは半減していたが投球痛残存。

 

腹筋を毎日200回してるとのことだったので腹筋の状態を確認する。

腹直筋上部に筋緊張が著明にでていたので、腹直筋上部をリリースを2回行い、再度投球痛確認すると。

 

投球痛は消失し腕の振りもよくボールの回転がよくなったとのこと。

 

(考察・まとめ)

今回の事例は腹筋トレーニングの影響で腹直筋上部に筋緊張が強くでたことで胸郭の動きに制限がかかり、肩甲骨、肩関節の連動性が失われ肩前面に痛みが出現したと思われる。

 

腹直筋から肩や肘、手首に痛みがでることはたくさんあり、腹筋を特別していなくても普段の姿勢不良から背中を丸くしていると腹筋は短縮するため、柔軟性がなくなり胸郭、胸椎、肩甲骨の可動域が低下する。

 

野球肩を予防するためには体幹部、股関節周囲、肩甲骨の柔軟性を高めていくことが大切です。

 

 

 

 

 

 


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