交通事故の後、「首の痛みが残る」「頭痛やめまいが治らない」といった症状で悩んでいませんか?それは、むちうちによる後遺症かもしれません。 特に注目すべき筋肉が「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」です。この筋肉が損傷すると、首だけでなく全身にさまざまな不調が現れることがあります。 むちうちとは?交通事故後の見逃せない症状 むちうちは、交通事故やスポーツなどで首に強い衝撃が加わることで発生します。事故直後は症状が軽くても、数日~数週間後に不調が現れるケースも多くあります。 むちうちの代表的な後遺症 首や肩の痛み(慢性的なコリや痛み) 頭痛やめまい 吐き気、耳鳴り 手足のしびれ 集中力の低下や倦怠感 これらの症状が慢性化すると、仕事や日常生活にも大きな支障をきたします。 胸鎖乳突筋とは?むちうち後遺症のカギを握る筋肉 胸鎖乳突筋は、耳の後ろにある乳様突起とよばれる骨のところから、鎖骨・胸骨に向かって伸びる筋肉です。首を左右に回したり、上を向く動きを支える役割があります。 胸鎖乳突筋の損傷で起こる主な症状 首を回しづらい(頚部回旋制限) 上を向くと痛い(頚部伸展痛) 首の太さが左右で違う 頭痛、耳鳴り、めまい、吐き気 身体全体のだるさ、疲れやすさ この筋肉の奥には「星状神経節」という自律神経の調整を担う神経があります。胸鎖乳突筋が硬くなると、この神経を圧迫し、自律神経失調症のような症状が現れることもあるのです。 むちうちの治療は「痛みが消えてから」が重要! 「もう痛くないから治った」と自己判断してしまうのは危険です。筋肉の緊張や関節の可動域、自律神経の乱れを改善しないまま放置すると、 気圧の変化や天気の悪化で再発 精神的ストレスで症状が悪化 長期的な不調に悩まされる など、慢性的な後遺症につながる可能性があります。 むちうちの後遺症を防ぐために必要なこと 専門医での診断・治療を受ける 胸鎖乳突筋のケアやリハビリを行う 自律神経のバランスを整える治療を受ける 症状がなくなっても定期的に状態を確認する まとめ:むちうちは「完治」が大切!自己判断はNG むちうちの後遺症は、軽く見ていると長年苦しむ原因になります。特に胸鎖乳突筋の損傷と自律神経の乱れは見逃されがちです。 「痛みがなくなったから終わり」ではなく、しっかりと治療・ケアを続けることが完治への近道です。交通事故後に少しでも違和感がある場合は、早めに専門医へ相談ください。
いけじり鍼灸整骨院
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