スポーツでの怪我肉離れの症状改善なら

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〒536-0023 大阪府大阪市城東区東中浜3-2-23
受付時間 8:30〜12:30/16:00〜19:30
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ー肉離れでよくあるご相談
・スポーツ中に走っていたら、歩けなくなった
・ジャンプ着地したときに痛くなった
・階段を降りていたときに痛くなった
・登山などの不整地での歩行やランニング
・足をつくたびに電気が走るような激痛がある
・過去の肉離れを治していない
肉離れとは強い瞬発的な筋の収縮で筋肉または筋膜に損傷が起こり、場合によっては筋繊維の一部が部分断裂を起こしてしまった状態で、損傷の程度によりスポーツ活動はもちろんのこと、日常生活さえも困難になります。
太もも、ふくらはぎに発症することが多く、走っている際、急に踏ん張った際などにケガをします。
競技別の肉離れの好発部位
大腿四頭筋(太ももの前面)…バレーボール・バスケ・サッカー など
内転筋(太ももの内側)…器械体操 など
ハムストリング(太ももの後面)…陸上・サッカー・ラグビー など
腓腹筋(ふくらはぎ)…テニス・スカッシュ・バレーボール・バスケ・バトミントン など
腹直筋(お腹)…バレーボール など
脇腹、背中…野球・ゴルフ・テニス など
ケガの多い時期は4月と10月
肉離れを起こす場所はハムストリング(太ももの後面)が最も多く、ついで腓腹筋(ふくらはぎ)、大腿四頭筋(太ももの前面)その他の順になっています。
発症時期としてはスポーツの種類によって異なりますが、シーズンの当初(4月がピーク)が最も多く発症します。続いてシーズン終了後(10月頃)が多いと言われています。
この時期は充分なコンディショニングと注意が必要となってきます。
日々のスポーツ前の準備運動やスポーツ後のストレッチ等はとても大切なのでしっかり行うようにしてください。
ー肉離れの分類
肉離れには損傷度合いにより1~3型に分類されます。
筋腱移行部に損傷はなく
出血がみられる
1型は比較的早期回復が可能で、スポーツ復帰も早いです。
肉離れを疑って来院されてくる方の多くは1型が多く、出血や熱感もなく、筋スパズム(けいれん)を起こしているだけの方も多くみられます。
その際はハイボルト療法を行い施術することによりスポーツ復帰が可能になります。
筋腱移行部や
筋膜に損傷のあるもの
2型に関しては最初の処置を間違ってしまうと、復帰に2~3カ月かかってしまうこともあります。痛みは軽減しても筋組織が固まったままだと、違和感がずっと残ったり、スポーツをすると再発を繰り返します。
当院では痛みを治すだけではなく再発を防ぐための施術や指導も行っています。
完全断裂あるいは
剥離がみられる状態
3型に関しては自力歩行はほぼできません。腱断裂の場合は予後が悪い為、手術適応になることが多いです。
ー肉離れの原因
肉離れの原因は、急な動作と筋肉の疲労
太ももの裏(大腿二頭筋・ハムストリングス)は、
「準備運動をせずに急に走った」
「普段やらない運動をした。」
「足を滑らせて踏ん張った。」
など、足に比較的大きな力を入れた時、片足に全体重が乗り、大きい筋肉で地面をける動作をしているときに発生する傾向が強いです。
肉離れは筋肉が急激に引き伸ばされることで筋繊維が切れてしまい起こるので、熱感、炎症性の痛み、腫脹、皮下出血が起こります。軽度の場合、自力での歩行は可能ですが痛みを伴います。重度になると痛みが強く自力での歩行が困難な場合もあります。
オーバーユースにより疲労が蓄積され、硬化してしまった筋肉に負荷をかけ続けることで筋繊維が切れて肉離れを起こします。
―
季節の変わり目は
要注意
季節の変わり目など気温差が激しい時期などは、血液循環が悪くなりやすく筋肉の柔軟性が低下しやすく、筋肉が切れやすいので、季節の変わり目に多く見られることも特徴です。
ー肉離れの施術
痛みをとることに加えて、再発防止のために違和感がなくなるまできちんと治しましょう。
肉離れを起こした筋組織(患部)に痛みや熱感、腫れなどがある炎症期は、痛みを抑えることを目的とした施術を行います。 熱感、腫脹、皮下出血を軽減させる為のアイシング、ハイボルト、立体動態波、マイクロカレントなどの物療機器で患部の炎症を引かせます。
損傷部位の周囲の固まった筋肉を緩め(筋肉調整)血流を促してから、損傷部位を圧迫固定します(包帯、テーピング)。 固定を行いますが、普通通りの生活や動きを続けた方が治りは早くなるので、包帯固定やテーピングで体重の免荷と動きの制限をかけます。
熱感、腫脹、皮下出血が引くのに、損傷度合にもよりますが固定する期間は約1~2週間です。
治療中期になると、安静時の痛みは緩和されますが、伸ばしたり、押したり、力を入れたりの動作はまだ痛みがある状態です。
治療中期は、損傷した筋肉の機能を改善させることを目的として施術を行います。
肉離れは受傷から2~3週間が最も再断裂のリスクが高いので、筋肉調整(筋膜リリース、コンプレッションストレッチ)を施し筋肉を緩めて血流を改善させ損傷部位の再生、修復を早めます。
炎症や鬱血により軟部組織や筋肉が硬結(柔らかい組織が硬くなること)すると肉離れの再発が起こりやすくなる為、この硬結をしっかり緩め血液循環を良くしていくことが大切です。
硬結が強い場合にはハイボルト治療器や鍼治療を行います。
筋肉からの出血が止まれば、包帯やテーピング固定からサポーターに変更し、少しずつ損傷した筋肉への負荷を上げていきます。
患部の動きを取り戻す段階のため、再断裂のリスクもあるので焦らずに日常生活をしていただくことで、正常な筋肉の柔軟性、動きを取り戻していきます。ここまでで治療開始から約4週間程度です。
痛みは取れてきていますが、患部には違和感が残っている状態の治療後期は、肉離れがある程度回復した状態で、患者様の日常生活動作に制限をかけず、やりたいことを行動してもらいながら経過を観察する期間です。
日常生活では、ふくらはぎに負荷が加わるように階段を利用したり、ふくらはぎの筋力強化でふくらはぎ局所に負荷をかける運動を始めます。
ジョギングを開始するのは、歩行痛や階段昇降痛が消失し痛めた方の 「足をかばう動作」がなくなってから行うよう指導しています。
痛めた方の足をかばう動作とは歩行中につま先で地面が蹴れずに、足首が伸びない状態をいいます。
肉離れに限らず、足首の捻挫にも同じ足をかばう動作が生じやすいです。足をかばう動作は、関節の動きの効率を落とすだけでなく、腰や膝など余計な箇所に痛みをもたらします。
鏡などを見ながら左右の足の動き方の違いをしっかりと修正してからジョギングを開始しましょう。
損傷し筋肉の硬結が残っていると肉離れを再発する可能性が高くなります。また、日常生活動作での再発予防のために、筋肉の硬結を緩め柔軟性を高め損傷した筋肉の筋力強化が必要があります。
上記の施術でも筋肉が緩まない場合も多く、その原因が骨格の歪みや自律神経が関係ある場合は骨格調整と自律神経調整で筋肉にかかる負荷を取り除き、再発しにくい身体をつくっていきます。
整えた姿勢(骨格バランス)を維持するために、EMS(電気刺激でインナーマッスルを刺激する治療機器)でインナーマッスルを鍛えることで、体幹を安定させ下肢にかかる負担を減らします。
継続的なスポーツをしている方で、肉離れを繰り返す方にぜひお勧めしたいのがこのメンンテナンスです。
筋肉に疲労を蓄積させないことが肉離れの防止になります。スポーツ選手はもちろん、デスクワーク、普段長い距離を歩く方や電車で何時間も立ちっぱなしの方は、ふくらはぎに疲労が溜まっている可能性があります。疲労が溜まっている状態で、急に走ったりジャンプをしたりするととても危険です。
メンテナンス期は定期的に身体をメンテナンスして、良い状態をつくり、運動やストレッチなどもお伝えして、ご自身でケアできるようにしていきます。