症例報告 長引くテニス肘の痛みの原因は「首」だった?頚部へのアプローチで改善したケース

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症例報告 長引くテニス肘の痛みの原因は「首」だった?頚部へのアプローチで改善したケース

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2025/05/16 症例報告 長引くテニス肘の痛みの原因は「首」だった?頚部へのアプローチで改善したケース

■基本情報

  • 症例:テニス肘(外側上顆炎)
  • 発症時期:約半年前から肘の痛みが出現
  • 年齢・性別:50代 女性

■初診までの経過  

 

半年前から肘の外側に痛みが出現し、整形外科で「テニス肘(外側上顆炎)」と診断。

患部へのステロイド注射とリハビリを継続していたものの、改善は見られず、徐々に痛みが増悪。

 

別の病院でセカンドオピニオンを受けるも同じ診断で再び注射にて経過観察。

それでも痛みの改善が見られなかったため、当院を受診されました。

 


■初診時の状態と検査所見  

炎症所見:患部に腫脹・熱感なし

 

整形外科的テスト

トムゼンテスト:陽性

中指伸展テスト:陽性

肘屈曲抵抗テスト(回内・回外・中間位で実施):陰性

 

テスト結果に加え、注射療法でも改善が見られなかったことから、頚部由来の神経症状の可能性を疑い、頚部の評価を実施。

 

■頚部評価と所見  

 

頚部右側の伸展・回旋時に痛み増強

 

筋緊張の著明な部位:僧帽筋

肩甲挙筋

棘下筋

小円筋

広背筋

 


■施術1回目

アプローチ内容:

①頚部へのハイボルト療法:神経の通り道を整える目的で施行 → 頚部痛の軽減

 

②再評価で肘の痛みが半減

 

立体動態波を前腕筋群と肘周囲に施行 → 違和感レベルまで改善

 

今後の方針:

頚部に原因がある可能性が高いため、「なぜ首が悪くなったのか」を探る検査を次回来院時に実施予定。

 


■施術2回目  

初回施術後、2日間は「握る・持ち上げる」痛みが消失。

3日目に再度痛み出現するも、頻度は軽減。

実施した検査・施術

運動連鎖評価にて腸腰筋・腹横筋の機能低下を確認

 

EMS療法でインナーマッスルを活性化→ 頚部の可動域向上・痛み軽減

 

ハイボルト立体動態波にて首周囲〜肘部のアプローチ継続

自宅指導

体幹のストレッチ指導

インナーマッスル強化を継続してもらう

 


■施術3回目(前回から数日後)  

 

施術後、1回テニスを実施

フォアハンド:約7割の力で実施可能

サーブ・バックハンドは未実施

日常生活の痛み:約7割減

テニス後も痛み悪化なし

新たな施術内容

EMSによる体幹筋トレーニングの継続

前腕・上腕筋の筋力トレーニングを新たに追加    

 

③ハイボルト+立体動態波で患部・頚部治療を継続


■考察  

 

本症例では、通常のテニス肘治療(注射・リハビリ)で効果が見られなかったため、「首(頚部)」の評価を行ったことが改善のカギとなりました。

 

肘の痛み=肘の問題と捉えがちですが、頚部の神経・筋緊張、体幹の筋力低下などが複雑に関与していたケースでした。

 


■まとめ    

 

  • 長引くテニス肘は頚部由来の神経症状の可能性あり
  • 運動連鎖の視点や体幹筋力の評価が重要
  • 痛みの本当の原因を見極めることで、改善への近道に

このような症例は、一般的な治療で変化がない「難治性のテニス肘」に対して、頚部や体幹からのアプローチが有効であることを示しています。

他院で改善が見られなかった方も、ぜひ一度ご相談ください。

 

 


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